開催中の展覧会
収蔵作品展
会期: 2025年3月20日〜2025年6月15日
蓬莱神山 Horaishinzan
横山 大観 YOKOYAMA Taikan
蓬莱神山 Horaishinzan
横山 大観 YOKOYAMA Taikan
日米開戦の翌年にあたる1942年に制作され、国運と武威を祈る意味合いもさることながら、神仙思想と富士山を神と崇める信仰とが出会った吉祥画であり、大観の力量を遺憾なく発揮した力作である。
[サイズ] 55.0×71.5cm
[技法・材質] 絹本著色
[制作年] 1942年 (昭和17)
箱根よりの富士 Hakone yori no Fuji
岡田 三郎助 OKADA Saburosuke
箱根よりの富士 Hakone yori no Fuji
岡田 三郎助 OKADA Saburosuke
昭和11年の4月、箱根の大涌谷から見た富士山を描いている。
岡田三郎助(1869-1939)は、人物画(女性像)を得意とし、優美な筆致で多くの作品を残した。
[サイズ] 66.0×100.4cm
[技法・材質] 油彩・キャンヴァス
[制作年] 1936年 (昭和11)
赤い富士 Akai Fuji
牛島 憲之 USHIJIMA Noriyuki
赤い富士 Akai Fuji
牛島 憲之 USHIJIMA Noriyuki
[サイズ] 42.5×73.0cm
[技法・材質] 油彩・キャンヴァス
不二 Fuji
小林 古径 KOBAYASHI Kokei
不二 Fuji
小林 古径 KOBAYASHI Kokei
静岡県側から見た富士山を描いた作品で、鋭角に捉えた裾野と山腹にかかる靄が富士の高さをより強調している。
小林古径(1883-1957)は、線描の技術に重きを置き、純化された表現で身近な風俗を捉えた作品を多く残した。
[サイズ] 58.6×73.0cm
[技法・材質] 絹本著色
テーマ展示・3ケース
[終了しました]花と富士山
春 -清水より富士- Haru - Shimizu yori Fuji
岡田 三郎助OKADA Saburosuke
春の陽射しが強くなり雪が融け始めると、草木の芽もほころんで、いよいよ待ちわびた春の季節を迎えます。富士山の周辺にも梅や桃を初めとした花々が咲き揃い、次に雪に閉ざされるまでの間、色々な花が富士山とのコラボレーションを楽しませてくれます。
このコーナーでは、富士と花が描かれた作品10点を集めて展示します。梅、桃、そして富士山周辺の日本固有種である ふじあざみ など、季節季節の花々を楽しむことができます。画家がとらえた富士山の姿と共にご鑑賞ください。
主な収蔵作品
霽れゆく Hareyuku
小倉 遊亀 OGURA Yuki
霽れゆく Hareyuku
小倉 遊亀 OGURA Yuki
夏の夕立ち直後、霧雲が霽れ上がっていく流動感が表現されている。
手前に描かれているのは精進湖で、下部の黒い部分は子抱き富士である。
小倉遊亀(1895-2000)は、力強い構成と明るく爽やかな色彩で人物画や静物画を描き出した。
[サイズ] 152.4×115.2cm
[技法・材質] 紙本著色
[制作年] 1975年 (昭和50)
不二 Fuji
小林 古径 KOBAYASHI Kokei
不二 Fuji
小林 古径 KOBAYASHI Kokei
静岡県側から見た富士山を描いた作品で、鋭角に捉えた裾野と山腹にかかる靄が富士の高さをより強調している。
小林古径(1883-1957)は、線描の技術に重きを置き、純化された表現で身近な風俗を捉えた作品を多く残した。
[サイズ] 58.6×73.0cm
[技法・材質] 絹本著色
富士 Fuji
草間 彌生 KUSAMA Yayoi
富士 Fuji
草間 彌生 KUSAMA Yayoi
空、雲、富士山山頂、家々、道には水玉がちりばめられており、小さな画面の中に独自の世界観が表現されている。
草間彌生(1929-)は、水玉模様がベースのドットペインティングによる幻想的な絵画作品を数多く手掛ける彫刻家、小説家、画家である。
[サイズ] 15.8×22.7cm
[技法・材質] アクリル・キャンヴァス・コラージュ
[制作年] 1982年 (昭和57)
三保乃不二 Miho no Fuji
横山 大観 YOKOYAMA Taikan
三保乃不二 Miho no Fuji
横山 大観 YOKOYAMA Taikan
遠く海原の向こうに望む富士―。
霞みが立ちこめる中、山頂にうっすらと雪をまとった富士が静かに聳える。
遙か遠くから波立つ海を見やる、富士の気高さが表現されている。
横山大観(1868-1958)は、生涯を通じて富士山の作品を描き、朦朧体と呼ばれる描線を抑えた独特の没線描法を確立した。
[サイズ] 52.0×65.4cm
[技法・材質] 絹本著色
めで多き富士 Medetaki Fuji
片岡 球子 KATAOKA Tamako
めで多き富士 Medetaki Fuji
片岡 球子 KATAOKA Tamako
四季の花々を着物のように着せかけ、祝福したいという気持ちを込めて描かれた作品。
華やかな画面の中で、富士の力強い姿が迫ってくる。
片岡球子(1905-2008)は、「富士山シリーズ」と呼ばれるほど多くの富士山作品を残した。
片岡氏は富士山に対して、「描いても描いても描ききれないのが富士。だから生涯を通じて富士を描き続けたい」とコメントを残している。
[サイズ] 30.8×78.0cm
[技法・材質] 紙本著色
流星 Ryusei
千住 博 SENJU Hiroshi
流星 Ryusei
千住 博 SENJU Hiroshi
本作品は、壮大な宇宙を連想させる満天の星空の下、静かにたたずむ富士山の上を、一筋の輝く流星が駆け抜ける様子を捉えた作品。
色調も天然岩絵の具の深い群青が特徴である。
千住氏(1958-)は、日本とニューヨークを拠点として制作活動を行っている日本画家で、滝を描いた「ウォーターフォールシリーズ」は代表作として知られている。
[サイズ] 162.1×130.3cm
[技法・材質] 紙本著色
[制作年] 2004年 (平成16)
冨嶽 Fugaku
竹内 栖鳳 TAKEUCHI Seiho
冨嶽 Fugaku
竹内 栖鳳 TAKEUCHI Seiho
竹内栖鳳(1864-1942)は、陰影表現や写実など、西洋画の技法を取り入れながら、優れた観察力で日本画の新しい画風を創り出した。
[サイズ] 49.0×57.2cm
[技法・材質] 絹本著色
曙富士 Akebonofuji
安田 靫彦 YASUDA Yukihiko
曙富士 Akebonofuji
安田 靫彦 YASUDA Yukihiko
ほのぼのとした曙の富士を描いた作品。
幾重にも重なる山の向こうに見える富士山を高い視点で捉え、遠景の淡さと距離感が画面に広がっている。
安田靫彦(1884-1978)は、明治から昭和にかけて活躍し、格調の高い歴史画を多く残した。
[サイズ] 52.9×74.5cm
[技法・材質] 紙本著色
[制作年] 1930年 (昭和5)
主な収蔵作品リスト
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作者 |
作品名 |
作品情報 |
青木 大乗 |
霊峰 |
紙本著色 74.3×175.9㎝ |
池田 遙邨 |
富岳旭日 |
絹本著色 47.2×57.5㎝ |
梅原 龍三郎 |
富士山三津波 |
紙本金地著色 85.8×87.3cm |
岡田 三郎助 |
箱根よりの富士 |
油彩・キャンヴァス 66.0×100.4cm |
奥田 元宋 |
富嶽秋耀 |
絹本著色 38.2×45.7㎝ |
奥村 土牛 |
冨士 |
紙本著色 37.8×45.5㎝ |
絹谷 幸二 |
旭日大海富嶽 |
顔彩・キャンヴァス 16.0×22.7㎝ |
髙山 辰雄 |
富士 |
紙本著色 38.2×45.8㎝ |
堂本 印象 |
富嶽之図 |
紙本著色 61.2×76.5㎝ |
藤田 嗣治 |
富士の見える街 |
水彩・紙 24.0×31.1㎝ |
横山 操 |
雪富士 |
紙・墨 160.2×181.7㎝ |