郷倉和子 「好望」

郷倉和子 「好望」 画像

本作品に描かれた富士山は山梨県側からスケッチしたもので、梅の枝は吉野梅郷で取材したものである。

郷倉和子(1914-)は本作品について次のようなコメントを寄せている。

「梅を本格的に描き始めたのは60歳中頃を過ぎてからのことで、歳を重ねて初めて理解できる世界を梅で表現しようと挑戦してみました。中でも富士山と梅が一番難しいテーマでした。日本美の特徴である暗示の美が表現された作品だと思っております。」

 

[サイズ] 73.2×91.3cm
[技法・材質] 紙本著色
[制作年] 2008年(平成20)制作